皮革について

入野ハトヤ

2011年06月17日 10:48

皮には銀面(表皮)とスウェード(裏皮)があり、普段の手入れ方法も違います。。
革製品では、牛・羊・ヤギ・豚・馬などが主です

  『銀面(表皮)製品の手入れ』
使った後ホコリを取り、乾いた柔らかい布かシリコン布で拭きましょう。靴屋さんで売っているクリーナーで拭いても結構です。
 革製品はあまり汚さないように使うのが長持ちの秘訣ですが、汚れがついてしまった時には、中性洗剤の液を柔らかい布につけて絞り、軽く拭いてください。でも、無理に取ろうとしてゴシゴシ擦ったりするのは禁物です。消しゴムやパン屑でもある程度の汚れは落ちます。

  『スウェード(裏皮)製品のお手入れ』
スウェードにはクリーナーが使えないので、硬めのブラシでホコリを取って表面を整えます。
銀面と同様、消しゴム・パン屑が汚れ落としに役立ちます。
白い物や淡色物の汚れは、肌理の細かいサンドペーパーで注意深く擦ってください。

 革製品は染が弱いので雨に濡れた時は、乾いた布でよく拭いて陰干しする事。直射日光や直火で干すと硬くなってしまいます。
 革製品は一度クリーニングすると、どうしても①再染色・再塗装・②再加脂が必要になります。クリーニング店に出す時には、再加工の設備のある店を選んでください。自店に設備がなくても専門工場と契約している店もあるのでクリーニング店で尋ねてください。
 革製品はカビが生えやすいので、保管する時は湿気の少ない所を選んでください。

※①再染色・再塗装・・皮革のクリーニング後、特に色落ちしたものをスプレー染色をして元の色に戻す加工
※②再加脂・・・・・・・・皮革などをクリーニングする時、ドライ溶剤で脱脂される油脂を補うために加える加工

手入れをすれば次に着用する時に気持ちがいいですよね。いい革製品は長く着なくっちゃもったいないですよ。
一度タンスの中の点検をしてみましょう・・・

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